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2014年度のゴミ弁連総会及び集会を以下のとおり開催いたします。毎年地元住民の皆さんの熱意で支えられている総会及び集会ですが、ゴミ弁連会員の参加が少ないのがここ数年の現実です。 総会と言うに相応しく、多数の会員諸氏の参加をお願いいたします。同時に「闘う住民と共にゴミ問題の解決をめざす」というゴミ弁連としての初心に還って、会員諸氏と共闘する住民の皆さんにも多数参加されたく、相互に誘い合って本年度の総会及び集会を盛り上げて頂きたくお願いいたします。 1 今年度の集会のテーマ及び趣旨 今年度の総会及び集会は、下記のとおり7月13日(日曜日)、14日(月曜日)徳島県美馬市で行われますが、以下のテーマ及び趣旨で開催します。 @ 廃棄物最終処分場の構造基準ができる前の一般廃棄物の埋立処分は、河川敷に穴を掘ってそこに、しゃ水シートなども施工せずに投棄するという実に乱暴なものでした。美馬市の場合に限らず、東京都多摩地区でも「羽村のゴミ穴事件」として知られています。このような埋立が周辺環境に絶大な汚染をもたらすことは当然のことでした。 A 美馬市拝原の吉野川河川敷に掘られた「ゴミ穴」への投棄はこのような不適正なゴミ処理の典型例であり、1998年に旧厚生省から不適正処分場として指摘され、その是正を求められてきました。その過去のゴミ行政の失敗を環境省の「循環型社会形成推進交付事業」として同交付金により行う事業計画が現在進行中です。 B 吉野川は「四国三郎」の異名で知られる暴れ川ですが、その河川敷の旧処分場のゴミを掘り出して、堤防のすぐ外に「新処分場」を造成してそこに掘削したゴミを高さ10m以上に積み上げる。しかも新処分場は、その後ゴミ埋立地として利用されることなく、その維持管理費用だけを浪費し続けるのです。 C この事業計画は、我が国で横行している莫大な公金浪費事業の一環であり、かつ、それを強行する行政システムは、各地の住民運動が直面している問題でもあります。 D さらに、この事業計画は、洪水の危険と地下水位上昇の危険に直面しつつ施工されますが、それへの対策は余りに杜撰であり、また、短期間に一気にゴミを積み上げるため、埋立地崩壊の危険をも包含する極めて危険な事業計画であり、その点でも希有なものです。 以上の事業計画を主たる対象として、以下の視点からの問題を取り上げます。 第1に、過去のゴミ行政の失敗を多額の税金を浪費して尻ぬぐいする事業計画の問題性 第2に、そのような事業計画を実行するに際して、有識者による「検討委員会」を組織して、民主的な手続を装いつつ、現実には事業を強行する行政システムの問題点 第3に、危険かつ杜撰な事業計画が民主的なチェックなしに強行されることの問題 第4に、以上のような行政側の一方的な強行姿勢に住民が抵抗し、それを阻止する具体的手段について 今回のテーマは、日本のゴミ行政全般に共通する問題を含んでおり、かつ、それに直面する地元住民は行政の厚い壁に阻止されて有力な抵抗手段を見いだすのに困惑する問題でもあります。 現地からの報告も併せて、上記テーマによる問題提起と活発な討論の場を設定します。 2 第1日(2014年7月13日(日)の予定) (1) 集会会場 場 所 油屋美馬館 (徳島県美馬市穴吹町字市ノ下100番6) TEL 0883-53-7733 Fax 0883-53-6661 Email:aburayamimakan@fork.ocn.ne.jp HP:http://www1.quolia.ne.jp/^~aburaya.mimakan JR徳島本線 穴吹駅が最寄りの駅です。 徳島駅(車で約1時間20分)及び高松空港(車で約40分)までマイクロバスで送迎予定。 ※会場への送迎と交通アクセスの詳細については、地元で検討中です。6月末までに別途詳細をお知らせします。 (2) タイムスケジュール及び内容 12:00〜 受付開始 13:00 オープニング 総合司会 坂本博之弁護士 ◆地元住民代表 挨拶 ◆徳島県弁護士会 石川量堂弁護士挨拶 13:15〜13:45(30分) プログラム@ 明らかになった拝原処分場事業計画の欠陥 梶山正三弁護士 13:45〜14:15(30分) プログラムA 拝原処分場検討委員会に見る民主的手続の欠如(仮題) 池田こみち(環境総合研究所) 14:15〜14:35(20分) プログラムB 徳島県廃棄物問題ネットワークの歩み 深田君代(徳島県廃棄物問題ネットワーク) 14:35〜14:50(休憩15分、質問意見用紙配布&回収) 14:50〜16:30(100分) プログラムC 上記@、A、Bを含めた質疑応答と討論 コーディネーター 池田こみち 壇上参加者(一部交渉中) 石川量堂 深田君代 梶山正三 地元住民代表 中西四七生(日の出処分場問題のリーダー30年) 阿部悦子(環瀬戸内海会議共同代表) 会場発言(コーディネーターの判断により随時) 主たる論点 ・各地の廃棄物紛争における特徴と共通点 ・行政及び事業者の対応 ・事業計画の決定手続と情報公開の実態 ・住民運動の「弱みと強み」 ・住民運動の課題 ・その他 16:30〜16:40(休憩10分) 16:40〜17:50(報告者の数により調整) プログラムD 各地からの報告 ※「各地からの報告」は、報告団体を下記要領で募集中です。 1 下記事項を記載して、坂本博之弁護士(ファックスの場合)又は梶山正三弁護士(メールの場合)にお申し込みください(坂本及び梶山の各連絡先はこの案内の参加申し込み方法に記載) ◆団体名、発表者名、連絡先(電話、メールアドレスも) ◆発表内容のタイトル(30字以内) 2 申込期限 2014年6月末日(期限後に申し込み希望の方は坂本又は梶山にご相談ください) 3 発表方法、時間 10分以内(時間厳守)、原則として映像使用とします。 4 レジュメ、パワーポイント等のスライド集 6月末日までにレジュメ(A4、1枚)、スライド集を坂本又は梶山まで ※間に合わなくても「報告」はできますが、当日の資料集には載りません。 17:50閉会 閉会挨拶 坂本博之弁護士 (3) 懇親会(自由参加) 18:30〜 場所 油屋美馬館 (4) 宿泊 上記油屋美馬館 3 第2日(2014年7月14日(月)の予定) (1) ゴミ弁連総会(ゴミ弁連会員以外も参加・発言できます) 9:00〜11:30 油屋美馬館(小会議室) 11:30〜12:30 昼食 (2) 現地見学会(昼食後)自由参加/雨天決行 ・美馬市拝原のみなし管理型処分場、建設中の管理型処分場 吉野川中流域の風光明媚な地域です。「景観破壊」も大切なテーマです。 12:30〜14:30頃まで 見学終了後、徳島駅、徳島空港、又は高松空港にお送りいたします。 現地見学に参加できない方で、昼食後ただちに帰宅される方は別途お申し出ください。 ※送迎と交通アクセスの詳細については、地元で検討中です。 また、オプションで豊島見学を予定していますが、そちらに参加ご希望の方は、高松市内に宿泊されるのが便利だと思います。 4 費用 懇親会のみの参加者 6000円 懇親会参加及び宿泊 1万1000円 費用は当日集めます。 5 オプション企画(詳細は「別紙2」をご覧ください) 豊島・直島見学(希望者のみ) クボタの阿部清一氏が、豊島の現場、直島のプラントの中まで案内して説明してくださいます。 阿部清一氏プロフィール: ・1949年大分県生まれ ・1974年クボタ鉄工株式会社(現(株)クボタ)入社。同年より廃棄物溶融炉の 開発に着手。以後都市ごみ、下水汚泥溶融炉の計画・建設に関与。 ・2003年処理開始の豊島廃棄物等処理事業にクボタ側溶融技術処理責任者として参画、今年3月まで(株)クボタ 水・環境総合研究所に所属、継続して豊島の処理にリーダーとして仕事をされてきました。 〈仕事・論文の一端紹介〉 ・豊島不法投棄汚染・その完全修復への挑戦 ・諫早市の旧最終処分場の再生事業 ・学会誌「EICA」第9巻第4 号(2005) 9 6 参加申込方法等 別紙の参加申込書に各事項を記入して、 ファックスの場合は、坂本博之弁護士にお申し込みください。 〒305-0051 茨城県つくば市二の宮2-7-20 TEL 029-851-5580 FAX 029-851-5586にお申し込み下さい。 メールの場合は、梶山正三弁護士にお申し込みください。 E-mail:shozo@navy.plala.or.jp 申込期限は、6/30(月曜日)午後12時までとしますが、特に事情があって、期限以降に申込したい場合は、坂本又は梶山までご相談下さい。 ※「各地からの報告」の申し込み要領は、前記の通りです。 ※「オプション企画」の申し込みは、「別紙1」の「参加申込書」でできますが、内容やスケジュールについてのお問い合わせは深田君代さん(徳島県廃棄物ネットワーク代表)まで(090-3784-7254)。 (別紙1) 参加申込書 住所(弁護士の場合は事務所名、所在地) 氏名(ゴミ弁連会員の場合はその旨) 第1日集会(7/13日曜日) 参加・不参加 懇親会 参加・不参加 宿泊 する・しない 第2日ゴミ弁連総会(7/14月曜日) 参加・不参加 現地見学会 参加・不参加 現第3日目オプション企画・豊島及び直島見学会 参加・不参加 その他(自由記入欄) 所属している運動団体等がある場合は、できるだけ記載して下さい。 なお、当日の討論に参加したい場合、その他、集会の運営等にご希望がある場合などもご自由にお書き下さい。 申込期限は、本文に書いたとおり、6/23月曜日の午後12時までですが、 期限後に申込したい場合はご相談下さい。なお、集会だけの参加の場合は、当日の飛び入り参加も可能ですが、準備の都合上、事前申込が原則です。 (別紙2)略 |