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2014年7月13日〜14日の二日間、2014年度ごみ弁連総会が徳島県美馬市で開催され、私も参加させて頂いた。 初日は、お昼からめいっぱいのプログラムで、現地で今問題となっている拝原最終処分場を巡る問題でシンポジウムを行ったあと、各地から集まった闘う市民グループからの報告が行われた。北は福島から南は宮崎まで各地から集まり、総勢140人を超える参加者となり成功裏に終了した。 写真1 会場の様子 写真2 梶山弁護士 2014年7月14日は、雨が酷く降りしきる中、2014年度ごみ弁連総会終了後、一行は、マイクロバスなどに分乗し、吉野川沿いの現場に向かった。 3年前、私が委員をしていた当時はまだ着工前で、春日神社前の水田に緑が広がり、吉野川を挟んで両側に連なる山並みが美しい地域だった。 その後、市民参加型の検討委員会で「ゴーサイン」を出したわけではなく、多面的な課題を指摘したにもかかわらず、事業者である「美馬市環境衛生組合」は予定通り事業を進めている。 現在は、工事の進捗を監視するための「監視委員会」の設置をめぐる調停が徳島県の公害調停委員会で行われ、一方では、公金差し止め裁判が闘われている。 しかし、裁判とは関係なく工事は進み、地域の人々は変わりゆくふるさとの姿に悲しみ、怒りをあらわにしている。 今回のごみ弁連総会では、改めてこの事業の問題点を多面的に議論するとともに、各地から集まった市民グループとの情報交流を通じて、お互いに励まし合い、闘いはこれからということでパワーアップすることができたと思う。 池田こみちの講演スライドの表紙 以下、現場の様子の写真をいくつかお目にかける。 この場所は、春日神社があり、鳥居、お社、ご神木もある神聖な場所であり、市民の大切な場所だった遺跡も多く発掘されている。そうしたところにこともあろうか、こんなちんけでお粗末なごみのやまを作ろうというのだからおよそ先進国ではあり得ない公共事業で有り、今後ともその計画を強行した事業者やそれに税金を交付した環境省など一連の関係者は厳しくその責任を追求されることになるだろう。 写真3〜10 工事中の現場 3:水処理施設(コンクリートの構造物) 4:掘り出したごみを分別する選別ヤード 5:工事中の遮水シート、その後ろには春日神社の鳥居と境内の緑が 6:工事中の遮水シートの様子 7:対岸から見た現場付近の様子 8:雨の中視察中の参加者(吉野川の堤防上から) 9:隣接池とその右側が現処分場(ごみが埋まっている) 10:新処分場の様子(ここに10mのごみの山ができる) この事業についての詳細は以下の独立系メディア E-wave Tokyoのブログを参照のこと。 池田こみち:吉野川河川区域に放置された廃棄物処分場の後始末(徳島県美馬市)@〜C http://eritokyo.jp/independent/ikeda-co1135.htm 以下は徳島新聞の記事。 |