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ゴミ弁連
福島県郡山シンポジウム
2006年4月23日開催

青山 貞一

2006年5月2日


         ゴミ弁連総会を伝えるNHKニュース
                  2006.4.23

 2006年4月23日午後、産廃安定型最終処分場の建設が計画されている福島県郡山市三穂田で、ゴミ弁連シンポジウムが開催され、翌24日午前にゴミ弁連総会及び現地視察が行われた。

 23日のシンポジウムには、北は宮城県仙台市、南は福岡県久留米市など全国各地から参加した弁護士らの講演が行われた。

 以下は講演者一覧である。


ゴミ弁連シンポジウムのプログラム概要
 

 吉川  一男 事務局長地元住民団体主催者挨拶
 広田  次男 弁護士講演( いわき市)
 馬奈木昭雄 弁護士講演(久留米市)
 増田  隆男 弁護士講演(仙台市)
 田中由美子 弁護士講演(千葉市)
 青山  貞一 武蔵工業大学環境情報学部教授講演(横浜市)
 福島県内各所の住民団体報告


 シンポジウムには主催者推定で500名の住民が三穂田ふれあいセンターに集まり熱心に全国各地から集まった弁護士らの話に聞き入った。

 以下はゴミ弁連郡山シンポジウムを伝える2006年4月23日午後6時45分のNHK郡山のニュース。


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2006年4月23日午後6時45分のNHK郡山のニュース


 以下はシンポジウムの開催写真。

広田事務局長の開会挨拶 馬奈木弁護士(久留米市)の講演
会場を埋めた住民 会場を埋めた住民
増田弁護士(仙台市)の講演 地元住民団体の報告

以下は2006年4月24日の新聞各紙ヘッドライン。

●福島民報 2006.4.24
 ゴミ問題で弁護士らシンポ(郡山)

 産業廃棄物処分場などごみ関連の訴訟に携わる弁護士でつくるゴミ弁連のシンポジウムは23日、郡山市の三穂田ふれあいセンターで開かれた。 地元住民ら約500人が出席した。同市三穂田町の産業廃棄物最終処分場建設に反対する住民らでつくる「産廃処分場建設に反対し、いのちと環境を守る会」の佐藤利二代表幹事が挨拶した。 

 馬奈木昭雄(福岡県久留米市)、増田隆男(宮城県仙台市)、田中由美子(千葉県千葉市)の各弁護士が担当してきた裁判の事例などを報告。環境総合研究所の青山貞一武蔵工業大学教授が、カナダ・ノバスコシア州のゴミ行政などについて講演した。

 24日は同市の三穂田公民館で総会を開くほか、産廃処分場の建設予定地を視察する。


●毎日新聞
 ゴミ問題弁護士連絡会がシンポ  郡山で


 産業廃棄物処分場の建設反対運動をしている住民の弁護活動に取り組んでいる「たたかう住民とともにゴミ問題の解決をめざす弁護士連絡会」(ゴミ弁連)のシンポジウムが23日、郡山市三穂田町の「三穂田ふれあいセンター」で開かれた=写真。全国のゴミ弁連会員の弁護士約20人のほか、県内外から市民約300人が参加し、住民に対して安全性を十分説明しないまま産廃処分場の建設を進めようとする業者や設置許可を出す自治体の問題点が話し合われた。

 馬奈木昭雄氏(福岡県弁護士会)、増田隆男氏(仙台弁護士会)、田中由美子氏(千葉県弁護士会)の3人がそれぞれ、鹿児島県鹿屋市や宮城県丸森町、千葉県富津市の産廃処分場建設の差し止め訴訟勝訴の経過などを報告した。

 馬奈木氏は「差し止め訴訟に勝つ条件は、建設に伴って住民に健康被害が及ぶという立証と、現実として住民自身が建設を止めているという二つだ」と指摘し、「住民は業者や自治体に徹底して説明を求めていくことが重要だ」と呼び掛けた。【福沢光一】
4月24日朝刊 (毎日新聞)


●福島民友 2006.4.24
 全国の反対運動報告    廃棄物問題 郡山でゴミ弁連シンポ


●朝日新聞 2006.4.24
 産廃処分場計画    業者を提訴へ、郡山、反対住民ら

 郡山市三穂田町で進む民間業者による産業廃棄物処分場の建設計画に対し、建設に反対する住民らが23日、業者を相手取り建設差し止めの訴えを起こすことを明らかにした。同日、同市の三穂田ふれあいセンターで開かれた「闘う住民とともにゴミ問題の解決をめざす弁護士連絡会」(通称ゴミ弁連)のシンポジウムの中で報告した。6月27日に地裁郡山支部に提訴する。

 訴えを起こすのは、処分場予定地の300メートル以内にある七つの井戸水を利用している住民。反対運動を続けている「いのちと環境を守る会」が全面的に支援する。

 約500人が参加したシンポジウムでは、千葉県富津市の産廃差し止め運動に取り組んでいる田中由美子弁護士らが、各地での取り組みを報告し、ごみ行政の問題点などを指摘した。24日にゴミ弁連のメンバーが処分場建設予定地を視察する。